2013年1月19日土曜日

■慣れないうちは絵を描いて、慣れてきたら式だけで---馬鹿か!(文責:どんぐり倶楽部)

●ああ、勘違いといえば、こういう人も多かった。

>うちでも、慣れないうちは絵を描かせてますよ。で、慣れてきたら立式だけで進めるんですよ。

唖然である。

「慣れてきたら〜」

?????????

いくら「?」があっても足りない。

学年ががるにつれ、内容は複雑になる。
あるいは、難問とは内容が複雑な問題のことである。

これは、とりもなおさず、複雑な視覚イメージを要求されるということだ。
つまり、絵図を描かなければ、考える材料さえ手にできないということだ。

そして、単純な構造のものでも絵図を丁寧に描くのは、
単純なもので余裕のあるときに、
理解(視覚イメージ再現:文字を絵に描き起こすこと)と
思考(描き起こした絵図を使って、操作CMCCをすること)そのものを
楽しく感じるような感情回路をつくり上げておくためである。

こうすることでのみ、どんなに複雑な問題でも
普通に、自然に、ワクワクしながら挑戦するようになるのだ。

慣れたら式だけでできるように?

大馬鹿者である。

複雑なときにこそ、その複雑な関係を整理しなければならないのだから、

絵図しかないのだ。

式ってのは、考えた軌跡を算数語(数学語)に翻訳したものにすぎない。

本体は視覚イメージの操作である。

つまり、絵図だ。

だから、常に(だけども数少なく)絵図で理解し、絵図で思考するのだ。

立式はオマケである。


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