2013年2月13日水曜日

■幼児・児童期に敏感である理由 (文責:どんぐり倶楽部)

●幼児・児童期に敏感であることには理由があるんです。

意識する必要のないもの(刺激)にも反応しなければ、
生活していく上で必要で正常な成長ができなくなるからである。

環境適応のためである。
種の保存、個体の生命維持の本能が原因である。

環境適応調整するためArrangement-time

意識できないものにも反応する時期でもあるので、
見えることだけを「させる」ことは、非常に危険である。

例えば、酸素濃度に適応すること。
こんなことは意識的になど出来ない。
しかし、誰もが反応し調整している。
遺伝的に伝えられた設計図中にある回路から、
環境から受けるデータを因にして、
基本回路の取捨選択をしているということである。

したがって、自然な生活環境からの生の情報を十分に与えてあげないと、
人間としての進化に必要な基本回路そのものの育成ができなくなる。

それなのに、二度とやってくることのない、成長期に、
先取り学習と言う名の思考力養成を妨害する学習を
時間とお金をかけて取り組むなんてのは、本当に論外である。

ましてや、その推進者が(自分では)教育者ではお先真っ暗である。

「幼児・児童期は、徹底反復が大事です」????である。

折角持っている思考回路の計設図を消してしまう学習を、
徹底的にするというのだから、絶望的である。

本人は「成果が出ている」として、様々なデータを出すが、
その成果そのものが幼児・児童期にはあってはならない異常なことであることに
気づきもしていないのだからお手上げである。

*計算が◎分以内でできる
→考えない準備が進んでいるということなのに計算力がついたという

*意味もわからない文章を丸暗記して高速で暗唱できる
→考えない準備が進んでいるということなのに国語の基礎力がついたという

*反射準備(自力で感じることも確認することもなく丸暗記再現を理解していると勘違いしている状態)をさせているのに、
「理解度が上がり反応が良くなり飲み込みが良くなる」と宣伝する...ふぅ。

■こんなことを、やっている暇はない。「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」思考力養成を始めなければ、思考力養成期間が過ぎ、思考力養成に使える進化エネルギーが無くなる。

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