2013年2月13日水曜日

■すべきことをする。すべきでないことはしない。(文責:どんぐり倶楽部)

●先日、講演会を聞く機会があった。

●すべきことを知らないがゆえに、
 すべきでないことを、基礎基本と呼び、
 徹底的に反復させて身につけさせようとする
 人達がいる。
 ご丁寧に、小学校や塾で保護者に対して講演までしている。
「すべきでないこと」を徹底的にさせるようにという内容だ。
 開いた口が塞がらない。話の中には思考力養成の欠片も出てこない。
 また、この内容を聞いて「感心している」保護者がいることが異様である。

●幼児・児童期には、
「すべきこと」と
「すべきではないこと」があることを知らないのだ。
 犠牲者は子供達である。
 十分な能力があるのに、
 ペチャンコに潰されている。
*潰されかけている子を回復させたことも何度もある。

●成長期の学習は、
 同じ事(学習方法)でも
 12歳以降に、必要に応じて、
 回りと合わせるために、
 あるいはスピードを付けるために、
 高速処理の練習をしたり、
 正確に同じ動作ができるように訓練することなどとは
 全く意味が異なります。

●同じ練習でも、
 時期(年齢)により、
 思考力の基本回路を破壊する行為にもなるし、
 対人関係や社会でのスキルアップにもなる。

●12歳以降の「技」の練習は、
 必要なら様々な方法があるし、
 自分でもどうにでもできるし、
 訓練所もある。
 害もないので、社会的には益が出てくる。

●問題は、生物学的成長の(劇的変化をしなければならない)時期にある
 幼児・児童期(0-12歳:特に0-9歳)の話だ。

●ヒトから人間(感味力を保持したまま、人間的な思考力を持っている状態)に
 成長させなければならない特別重要な時期に、
 人間としての成長には何の関係もないどころか、
 邪魔になり致命的な禍根を残すことを
 何も知らない教育者が行なっていることは
 危険極まりない話だ。

*余りにも酷い講演内容に驚いたので記録しておきます。

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