2013年2月14日木曜日

■コレかぁ(文責:どんぐり倶楽部)

●子育て中の方で、志は高く(目指すに値する目標を掲げている)、
 努力もしているのに、
 その志が目指すもの(どういう子供に育って欲しいか)とは関係のないこと、
 全く反対のことに力を注いでいる人がいる。
 どうしてだろうと思って、
 ブログなどに目を通してみると
 最初の最初で間違っている。
 だから、実際にやっていること(子育てと教育)がチグハグなのだ。
>判断力や決断力をもつ子どもを育てる
>幼稚園もしくは小学校低学年の内に、自分を取り巻く世界のことを教える
 判断力を養うには、その根拠となる知識が必要だと思った
●これでは、
 「知識量→判断力:×」
 「体験から通して獲得した感覚・感情→判断力:◯」
  という構図のズレに気付かないまま知識を与えてしまいます。
●勘違いの元凶がココにありました。
 まず、判断力の基礎になるのは知識ではありません。
 知識は単なる材料であって、判断力となる「力の基(根拠)」ではないのです。
 判断力を司るものは「感覚・感情」なのです。
 ですから、感覚・感情を力に出来る感味力を育てなければならないのです。
 また、世界は「教えるもの」ではなく「感じ・味わうもの」です。
 ですから、「教える」ことに時間や労力を割いてもうまくは行きません。
「感じ・味わうために時間を確保する」ことに時間と労力を割かなければいけないのです。
 この、「感じ・味わうために時間を確保する」時間に「知識を入れる」ことをしていたのでは
 感味力は削ぎ落とされてしまうことになります。
 マイナスの努力をしていることになります。
 本を読んであげる・本を読ませるという知識ではできません。
 DONGURI-PILOTでは話していますが、最初の向かう方向を誤ると、
 進めば進むほど、目的地からは離れてしまいます。
 立ち止まることが必要です。
 日々確かめることが重要です。
 同じ時間と労力を使うのであれば、本来の目標に向かって使いましょう。
 まずは、現状把握です。

<追記>

●同じような勘違いを芸術面でしている人がいた。

>芸術を楽しめたほうが人生の楽しみは増える
→小さなうちからの環境が大事
→コンサートや観劇
→ピアノは今

●芸術の素となる自然そのものという原形体験を味わうことのみ。
「ギリシャ彫刻を超えるには」と同じ。
まず、芸術とは何かを知らなければね。
芸術とは高度な娯楽。
それは、感情・感覚の再現を楽しむこと。
感動すること。
だから感動のもととなる再現される豊かな感情・感覚を味わうこと以外に、
すべきことはないししてはいけないし、している余計な時間(暇)はない。


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